2016年株式投資ではどんなやり方に大きなチャンスがあると思いますか?
その答えはいたってシンプルで”中長期で成長し続ける業界”が狙い目です。
これから何年も右肩上がりなら、長期で持つのはもちろん、業績発表やいいニュースが出る度に短期取引でも稼ぐことができます。
例えばネット販売関連なんかも。
なかでもゴルフ用品のようにこれまでは実店舗販売が主流だった業界は、今後EC化によって業績が伸びる余地が十分にあります。
ゴルフ用品だけでなく、ゴルフ場や宿泊施設の予約など、販売以外でもEC化で業績が伸びそうな会社はありますので、要チェックです。
また株式投資で確実に利益を出すには”半歩先”を読むことが何よりも大切です。
「半歩先?」といっても株の素人にそんなことできないと思うでしょうが、プロでなくてもちょっとしたテクニックを覚えれば、誰でも先読みはできます。
例えば、株主優待銘柄を買うのもその1つです。
株主優待銘柄と聞くと、そんなのテクニックではないと思われるかもしれませんが、ここで言う半歩先とは優待目的で買うのではありません。
優待銘柄株をちょっと早めに買っておいて、権利確定日の直前に売却して、売買差益を稼ぐやり方です。
優待銘柄の権利確定日の日程は、証券会社のサイトなどで調べることができます。
今後何年も成長し続けるであろう”右肩上がり”の銘柄を見つけることができれば、この先ずっと稼ぐことができるでしょう。
今年私が目をつけている右肩上がりで成長が期待できる会社を紹介しましょう。
2016年の注目株はコレだ!
【インターネット販売】
この先インターネットでの買い物は増々盛んになること間違いありません。
そこで狙い目なのが、今はどちらかというとアナログ的で、今後EC化の余地が十分にありそうなこの業界です。
物品以外のネット販売にも注目しましょう。
こんな銘柄が狙い目!
■ ゴルフダイジェストオンライン(3319)
ゴルフ用品の購入は実店舗で、ゴルフ場の予約は電話が主流ですが、今後はネット販売を始める企業が業績をグンと伸ばしそうです。
【葬祭業界】
日本の年間死者数は2014年では約127万人、2030年には161万人を超えるといわれています。
そうなると需要が増えるのがこの葬祭業界です。
すでに僧侶の予約など、これまでの形態に変化が見られますが、ニーズのわりに新規参入があまり見込めないので、既存の会社が業績を伸ばしそうです。
こんな銘柄が狙い目!
■ ティア(2485)
ティアは名古屋を拠点に、大阪や埼玉にも葬祭会館を展開する企業です。
今年から介護業界にも参入することが決まっていて、業績アップが見込めます。
【インバウンド関連】
どんどんお金を使う外国人旅行者が増える一方、2020年に開催が決まっている東京オリンピックを考えると、外国人による消費、つまりインバウンドに関連する業界は有望だといえます。
これらに関連する株は、政府観光局が毎月発表する訪日外国人数によっても上がりやすいので注目です。
こんな銘柄が狙い目!
■ 日本スキー場開発(6040)
2022年には冬季五輪が北京では開催されることが決まっています。
すでに海外の多くの観光客がスキー場を訪れていますが、これに伴い中国人が日本のスキー場に”爆買い”ならぬ”爆滑り”をしに来る可能性が期待できます。
【イベント関連】
現在では物より体験が重視される時代になっています。
音楽業界では2014年には、CDやダウンロードなどの販売額を、コンサートやライブの売り上げが上回っています。
今後物より体験が重視される傾向はさらに強まりそうです。
そんなことからイベントに関わる企業の株も狙い目だといえます。
こんな銘柄が狙い目!
■ ヒビノ(2469)
ヒビノはコンサートなどの映像、音声システムに関わっている企業です。
嵐や長渕剛のイベントも担当していて、今後イベント数の増加で、売り上げを伸ばしそうです。
右肩上がりが期待できそうな株はまだまだあります。
そんな成長株を探す材料は意外と身近なところにあります。
簡単にできる成長株の探し方
決算発表に注目!
決算発表はアナリストが予想したよりも上か下かに投資家の注目が集まります。
業績発表で黒字や増益が発表されたら普通は「買い」と考えられますが、そうとも限りません。
なぜかというと、事前にアナリストの予想が出ている場合、すでに株価にはそのことが折り込まれているため、例え増益だったとしても、アナリストの予想よりも悪ければ、好材料が出尽くしたということで逆に株価が下がってしまうことがあります。
増益発表後の意外な値下がりをあらかじめ予想して稼ぐ手もあります。
日経新聞のトップニュースから連想する!
例えば日経新聞に「市販薬購入で所得税軽く」といった見出しがあったとします。
所得税が安くなるなら多くの人が市販薬を買うだろう。
↓
そうなると儲かるのは?
↓
製薬メーカーや薬局
という具合に連想しますよね。
多くの人が読んでる日経新聞だけに、人より半歩先をいって稼ぐためには、このようなニュースからどんな会社が恩恵を得るのかを連想することが鍵になります。
特に国の政策によって何かが変わるような時には、株価に非常に影響しやすいので注目です。
もし一面に具体的な銘柄が出ているような場合は、むしろ利益確定が殺到するので逆張りで稼ぐことも・・・。
儲かる会社を連想して、一歩先に買っておくことが儲けのコツですよ。
株主優待、配当狙いを逆手にとる!
株主優待、配当狙いでの値上がりを逆手に取って稼ぐ方法もあります。
多くの人が狙う株主優待や配当がある銘柄株ですが、それを買ってもいいのですが、それよりもっとオイシイのが優待目当ての値上がりを見越して売買差益で稼ぐ方法もあります。
たいていの人は権利確定日直前に出る雑誌やウェブ記事を参考に駆け込みで買うので、それを見越してもっと早く買っておき、買いが殺到した時に売れば稼げます。
株主優待銘柄株は、優待や配当に目がいきがちですが、売買差益で稼ぐことも頭の隅においておきましょう。
あらゆるテクニックを駆使して利益を上げていくのが株投資です。
ちょっと考えれば素人でも使えるテクニックはあります。
これらのテクニックは何も難しいことではありませんので、日々身の回りにあるものにもしっかりと目を配って利益を上げていきましょう。