「いざ海外投資に挑戦!」といっても何から始めたらいいのかわからない人も多いでしょう。
海外の株や債券、投信などを売買するためには、国内の証券会社に口座を開設するとともに、「外国証券取引口座」を別に開設する必要があります。
ここでは中級レベルの海外ETFを例に、購入までのステップを紹介します。
その際には自身で銘柄選定を行うことです。
証券会社の担当者に薦められるものや売れ筋の投信が必ずしも成績の良い商品とは限らないからです。
モーニングスターなどの投資評価サイトを活用して、過去のパフォーマンスや手数料などをチェックして納得のいくものを選ぶことが大切です。
外貨建てETFを購入するまでのステップ
すでに証券会社の口座を持っている人は、外貨建てETFが購入できるか調べてみる必要があります。
海外商品を取り扱っていない国内証券会社も多いし、手数料が高い会社もあるので要注意です。
例えば私が使っているSBI証券なら、外貨建てETFもすぐにチェックできます。
SBI証券、マネックス証券、楽天証券などが海外株を多く取り扱っているのでおススメです。
手続きはネットで簡単にできます。
海外株式の取引には別途手続きが必要で、総合口座を開設した後、外国株式の口座を開設する必要があります。
手続きが済めば、いよいよ銘柄の選定です。
モーニングスターなどの投資情報サイトでは、国内外の株、投信の配当利回りや値上がり、値下がりランキングなどの他、取り扱っている証券会社もわかります。
また、サイト内の「ファンドらくらくナビ」では、目標金額、毎月の積立額、投資期間などからオススメの商品を提案してくれます。
配取り利回りが高く、モーニングスターのリスク評価の「低」のものを選べば安定性も期待できます。
商品が決まっったら「指値」で注文します。
「成行」で注文してしまうと、予想以上に高い値段で買ってしまうことがあるので要注意です。
これが外貨建てETFを買うまでのステップです。
外貨預金、外貨建て投信なども、ほぼ同じステップで投資できます。
投資に慣れて腕が上がってきたら、海外の金融機関から直接海外ファンドに投資する方法を視野に入れるといいでしょう。
国内の公募投信が約5,500くらいなのに対して、海外ファンドは約6万はあります。
日本にはない魅力的な商品も数多くあります。
海外ファンドは海外の証券会社に投資講座を開設して購入するものなので、言葉のハードルはありますが、税制優遇地域で運用されるメリットがあります。
海外ファンドは、運用期間中に課税されないものが多いので、最終的な複利運用効果が顕著に表れます。
賢くお金を育てて資産を築くためには、現在の日本の状況を考えれば海外投資がベストな選択だと言えるでしょう。