情報商材を作って販売して稼ぐ方法を情報起業といいます。
これまでに培ってきた知識や経験、ノウハウなど、情報を商品化して販売する方法です。
以前は情報商材を作って販売して稼ぐという方法はハードルが高くて、有名人や企業、一部のお金持ちだけができる特権のようなものでした。
しかし今ではインターネットが普及したおかげで、販売委託できる会社も多くなり、個人でも情報商材を出版することができるようになりました。
ネットで販売されている情報商材と呼ばれるものはさまざまです。
例えば、誰でも自分しか知らない「ハウツー」情報というものは持っているものなので、それを情報商材にまとめて公開することで、単発で稼ぐことだってできます。
難しいことのように感じますが、情報商材自体を作ることはそれほど難しいことではないので、情報商材を作って稼ぐ方法を簡単にまとめてみましょう。
情報商材にはどんなものがあるのか?
情報商材と聞けば、怪しい、うさんくさい、詐欺といった、あまりいいイメージを持たない人も多いのではないでしょうか。
情報商材といえば、「アフィリエイトで稼ぐ方法」とか「FXで稼ぐ方法」など、お金にかかわるモノが一般的によく知られています。
俗にを稼ぐ系と呼ばれる情報商材の中には、いいモノを販売する販売者もいれば、ネット上にある記事を適当に集めてきてコピーして、情報商材として中身のないモノを販売しているケースあります。
稼ぐ系の情報商材を販売する場合、やはりある程度の知識や実績がないといい情報商材は作れないので、知識や経験に乏しい初心者の人には簡単にというわけにはいかないでしょう。
とは言っても、情報商材で販売されているものは稼ぐ系のモノだけではありません。
実は、さまざまなジャンルの情報商材がインターネット上で販売されています。
例えば、スポーツであればゴルフやテニスなどの「練習方法や上達法」、趣味なら「ピアノが弾き方」とか「エクササイズの基本」とか、上達させたノウハウをレッスン形式にして無料で配信して、さらに上達したい人には有料レッスンを情報商材として販売している人もいます。
アメリカでは上達法などを無料レッスンで配信して、有料レッスンに誘うという情報商材の販売の仕方はポピュラーなやり方です。
私の友人に鮎釣り名人がいますが、ブログで道具やスポットの情報を流すだけでなく、釣り好きな人でもあまり知られていない中国や台湾、韓国に鮎釣りのツアーを組んで出かけ、現地の人たちとの交流を楽しみながら稼いでる人もいます。
表だって公表されていませんが、スポーツや趣味の上達法を情報商材として販売して、年間に1,000万円以上をコンスタントに稼ぎ続けている人たちが日本にも結構います。
情報商材の販売では稼ぐ系だけに目が行きがちですが、このようなニッチな市場も意外と需要があるので狙い目です。
なぜ情報商材が売れるのか?
高額な情報商材がなぜ売れるのでしょうか?
答えは簡単、多くの人がお金がかかってもさまざまな情報を求めているからです。
情報の売り買いはインターネット市場が独占してるといっても過言ではありません。
多くの人は「金額が高い商品は価値がある」という概念を持っています。
「価値がある情報は高くて当たり前」という考えです。
何かをしようと思っても、その知識がなければ情報を仕入れなければなりません。
例えば、ダイエットして痩せたい人なら「1か月で●●Kg痩せるダイエット法」とか、アフィリエイトで稼ぎたい人であれば「アフィリエイトで月●●万円稼ぐ方法」といった具合です。
ノウハウは誰かに聞いてもタダで教えてくれるわけでもないし、誰にも知られずにやりたい場合には多少高くてもその情報が大きな価値を持つわけです。
知識や実績を積み重ねて手に入れたノウハウを情報商材として販売してるわけですから安くはありませんが、それでも売れるのは人間の心理を上手く突いた売り方がされているからです。
余程の高額商品でない限り、数万円程度のものならネットで買うのが当たり前の時代です。
価値のある情報が魅力的な紹介のされ方をしていたら買いたくなりますよね。
情報商材の販売でどれくらい稼げるのか?
今でも素人の人が書いたレポートが高く売れることご存知でしょうか。
情報商材で儲ける発想はこのあたり生まれたといってもいいでしょう。
2006年頃から情報商材の市場は大きく変わり、アフィリエイトの世界でも情報商材の販売が急激に増えています。
当時情報商材を作って販売すればどれくらい稼げていたと思いますか?
MAXの話をすると、スーパーアフィリエイターと呼ばれる川島和正氏は、DVD 5枚、A4 600ページのボリュームの「7 dsys プログラム」を2007年に発売して売上2億5千万円を超える空前の大ヒット作にしました。
2009年には自身のノウハウの集大成となる「1000MANプログラム」を発売して、発売初日から600万円を超えるセールスを記録して、その注目度と信頼性の高さを証明して見せたことは今でも多くのアフィリエイターの記憶に残っています。
大野義之助氏の場合、プロデュースした「青田典子のビューティフルダイエット」はじめ、「B-upガールズ」など、芸能人や有名人とタイアップした商材は月商数千万円に昇り、infotopで1年以上にわたって上位ランクした実績も残っています。
また、望月高清氏の「魂のメルマガでアフィリエイト」は1か月で2,000万円を売り上げるなど、書けば切がありません。
一時期一攫千金を狙った情報起業が流行り、中身のないクズ同然の商材も多く出回り、問題になったこともありましたが2010年にUnlimited Affiliate(アンアンリミテッドアフィリエイト)が登場して、優良な情報商材なら売れることが証明されました。
その後もSIRIUS(シリウス)、LUREA(ルレア)といった優良な商材が販売されるようになり、開発者の人たちはこれで億の収入を得たといいます。
いずれもアフィリエイトをする人たちのバイブルののような存在で、1万部以上の大ヒット作で今でも売れ続けています。
このことからでもわかるように、情報商材は今でも売れることに間違いありませんが、ユーザーにとって中身のある役立つものでなければ売れません。
ちなみに川島氏は現在何をしているのかというと、香港を拠点に川島塾を開催したり、自信のメルマガやブログを更新しなら、世界を旅してまわる、悠々自適の生活を送ってるそうです。
まさに私も求めている理想的な生活スタイルです。
情報商材の作り方
情報商材を作るとなると難しそうに思えますが意外と簡単にできます。
情報商材自体を作るのであればパソコン1台あれば十分に作れます。
現在では情報商材はPDFや冊子、動画、音声のいずれかで作るのが一般的なやり方です。
■ PDF・冊子などでの教材の作り方
PDFや冊子はWindowsのワードがあれば簡単に作れます。
内容にもよりますが200~300ページくらいのボリュームで作成します。
また、PDFを作成できるソフトはインターネットで探せば無料ダウンロードできるものがたくさんありますので、それらを使えばWordで作成したマニュアルもPDFに簡単に変換できます。
■ 動画教材の作り方
動画教材はさまざまな方法で作成できますが、オススメなのが、パワーポイントなどで作成したマニュアルを画面でキャプチャーする動画です。
このような動画はソフトとマイクがあれば簡単に作ることができます。
例えばMacに搭載されているQucikTime Playerなどを使って、作成しておいたパワーポイントを開いて、マイクで解説しながらパソコン画面をキャプシャーしながら動画教材を作成します。
Windowsなら、無料でダウンロードできるCamStudioやWinkが使うといいでしょう。
■ 音声教材の作り方
音声教材を作成する場合は、パソコンを使うよりはボイスレコーダーなどの録音機器を使う方が便利です。
対談やセミナーなどでの録音は録音機器を使う方がいいでしょう。
音声教材は通勤途中や車の中など、移動の時間を利用して聞く人も多いので、結構需要があります。
今では情報商材自体を作ることはそれほど難しいことではありません。
自分がやってきた経験や積み重ねてきたノウハウに自信のある人は、情報商材として販売してみるといいでしょう。
大事なのは中身です。
あなたの情報商材をお金を払ってでも欲しいと思わせることができるるかどうかで、売れる、売れないが決まります。
情報商材の販売
情報商材を販売する方法はいろいろあります。
自分のブログやホームページで販売する方法と、販売を代行業者やアフィリエイターなどに任せる方法、オークションなどで販売する方法もあります。
情報商材を販売するには、特定商取引法に基づく表記をしたり、代金の決済システムと商材を受け渡すダウンロードの仕組みを作らなければなりません。
個人で用意することも可能ですが、やるとなれば大変な手間がかかってしまいます。
ですので、infotopやインフォカートなどの情報商材を扱うASPの決済とダウンロードの仕組みなどを利用した方が断然楽です。
販売委託するにはASPに登録するための審査を通過しなければなりません。
登録や商材の出品は無料ですが、商材が売れれば手数料、サービスを利用すれば料金がかかります。
ASPの審査を通過すれば、無料で宣伝してくれるので、後はアフィリエイターの人たちが勝手に紹介してくれます。
アフィリエイト報酬は販売額の半分ぐらいが目安です。
さらに販売を拡大しようと思えば費用対効果を考えて有料のPPC広告などを使うといいでしょう。
また、最近では電子書籍の市場も拡大していますので、利益が大きい自費出版で売るという方法も使えます。
まとめ
情報商材を作る際には、積み重ねてきたノウハウや稼ぎ方など、具体的な例を見せて紹介してあげると売れやすくなります。
自分の言葉でわかりやすくオリジナルで作ることが必須です。
もちろん中身がなければ無意味ですが・・・。
初心者の方がいきなり始めるにはハードルが高いかもしれませんが、柔軟な発想で取り組むことができれば、情報商材を稼ぎの軸に考えてみるのもいいでしょう。