FXでは損失を出す人が大多数で、時には80%の人が損失を出してしまうと言われます。
しかし、裏を返せが20%の人はFXで儲けているわけです。
ここでも80対20「パレートの法則」が活きています。
FXで稼ぐのは簡単なことではありませんが、20%の人はFXで儲けているのも現実です。
儲けている人はただ漠然とやっているのではなく、それなりのルールを持ってトレードをしています。
ここではどうしたらFXで儲かるのかではなく、失敗しないためにはどうしたらいいのかを考えてみましょう。
失敗しないためには失敗から学べることもあります。
FXで失敗する多くの人に見られるパターンをもう一度見直してみましょう。
FXで失敗する9つのパターン
1. 知識がないのに始める
為替相場の基礎やどの通貨で取引するのか、どの会社と取引すればいいのかなど、最低限必要なFXの知識を持たないまま始めると失敗する確率が高くなります。
ビギナーズラックということもありますが、FXの仕組みが分からないままに続けていると、何か問題が起こったとしてもすぐに対応できないので、結果として損をしてしまうことになります。
失敗しないためにもFXの基礎知識はしっかりと身に付けておきましょう。
2. 借金をして始める
FXを始めるに際して、借金をしてまで始めるのは絶対に厳禁です。
FXがギャンブル的な要素があるといわれる由縁です。
負ければ取り返すためにお金をつぎ込むのは人間の当たり前の心理で、次から次えと借金を繰り返して雪だるま式に増え続けます。
気が付いた時には身動きできない額に・・・。
FXに限らず投資は、生活に支障をきたさない、余裕の資金で始めることが大切です。
3. 資金管理ができない
FXで失敗する人の多くが、資金管理が十分にできないという傾向が見られます。
取引で損失が発生する状況になった場合、資金量の一定比率に達したら、一旦ロスカットして手仕舞いする勇気がない人は増々損失が拡大する可能性があります。
FXは損失をいかに最小に抑えて、利益を確実に出すかということに尽きます。
非常に難しい判断ではありますが、自分なりのルールに基ずいたトレードが肝要です
徹底した資金管理ができなければ、FXで生き残のこれないと言っても過言ではないでしょう。
4. チャートを無視する
円高に進むのか?、それとも円安に進むのか?
チャートなどのデータを無視した、勘に頼る思い付きのトレードでは大きな損失を出すことになります。
相場の動向を的確に予測するためにはチャートなどのデータを分析することも重要です。
チャートは過去の為替レートの値動きを、価格や時間を軸としてグラフにしたものなので、相場の流れが一目で把握できますし、今後の値動きを予測して取引のタイミングを掴みやすくなります。
チャートを無視したトレードでは、相場の流れが一気に変わってしまうとリスクも大きくなります。
過去のデータを分析することで相場の特徴もわかりますので、これからの売買にも役立ちます。
データを上手く利用して、より精度の高い分析をすることで相場の動きが的確に予測できるようになります。
5. 情報を鵜呑みにする
これも失敗する人に見られる傾向ですが、情報をそのまま鵜呑みにしてしまうことです。
テレビで「○○の理由で、これからしばらくドルは上がることが予想されます」と聞くと、ドル高になると既定の事実のように思ってしまいますよね。
ですが、テレビでそういった発言をするのは、大抵は経済の専門家であっても為替のスペシャリストではありません。
今後の経済の展望と、現時点での為替はまったく別次元の話です。
専門家の意見を参考にすることがあっても鵜呑みにするのは危険です。
自分のルールで、的確な判断で、トレードすることが大切です。
6. 冷静な判断ができない
FXで負けが大きくなってくると、取り返すことばかり考えて冷静な判断ができなくなります。
FXはお金の流れを追いかける投資なので、冷静な判断ができない人は勝ち残ることができません。
また勘に頼るトレードも禁物です。
気分が乗らない時は何もしないことです。
感情に左右されないトレードを心がけるが大切です。
7. 高いレバレッジでの取引
100万円、200万円、大きな金額の取引を少額の資金でできるのがFXの魅力でもあります。
利益を追求する高レバレッジでのトレードは危険を伴うことも知っておく必要があります。
レバレッジを高くすると、利益は大きくなりますが、損失も大きくなることを理解しておきましょう。
FXは自分のポジションで、余裕を持った資金で運用することが鉄則です。
8. 損切りができない
損切りができなくて失敗する人がたくさんいます。
FXで損失を最小限で抑えるためにも「損切り」は重要なポイントになります。
FXだけでなく、投資で常に勝ち続けることはできません。
為替は一直線で上昇し続けることもありませんし、下落し続けることもありません。
また、暴騰することもあれば暴落することだってあります。
自分で決めたポイントに達したら、損切りできるようにポジションを取っておきましょう。
判断に迷ってしまうと大きな損失にもなりかねません。
そのためにも明確なルールを持ってトレードすることが重要です。
9. リスク回避ができない
利益のことばかり考えて、損失が出た時のことを考えないでトレードする人もFXでは失敗します。
どんなに優秀なトレーダーでも100戦100勝なんてことはあり得ないので、損失が生じそうな場合のリスク回避を考えておく必要があります。
リスク管理ができないトレーダーは、例外なくFXで勝ち残ることはできません。
利益と損失は表裏一体、相応のリスクがあることをしっかり理解して、リスク回避するための対策を考えておきましょう。
まとめ
これがFXで失敗する人たちの多くに見られる9つのパターンです。
為替相場がどのように動くのか、どのような要因で動くのか、何も分からないままにトレードしていたのでは損失を出すだけです。
FXは冷静な判断で余裕を持って、資金管理をしっかりと、自己資金で取引することです。
失敗することから学ぶこともできます。
もし冷静な判断ができなくなった時には、一度FXなど投資の世界から離れてみると物事が客観的に見れるでしょう。
冷静な判断ができるようになったら、また帰ってくればいいのです。
FXに限らず投資で成功しようと思えば長く続けることで成功への道も見えてくるでしょう。